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買い付け

 

南米のペルーから伝統織物を買い付けてきております。ペルーのアンデス地域では今でも民族衣装を身に付け生活をする人々がいます。民族衣装に使われる伝統織物には、その土地で暮らす人々のアイデンティティが強く込められています。

私は販売用に作られた民芸品ではなく、先住民の人々が身に付けていた伝統織物を直接買い付けています。身に付ける伝統織物は本人たちを象徴するものであり、それが"本物"と思っているからです。近年では民族衣装自体が工業製品の糸や、合成染料、機械織りで作られたものが主流になりつつあるため、手で紡いだ糸を使い、天然染料で染め、手織りで作られた織物などはとても希少なものとなってきています。


民族衣装

 

民族衣装に使われる伝統織物は、その土地の文化や暮らしを感じることができます。アンデスでは男性は織物の真中から頭を出すポンチョを、女性は織物を肩に羽織るマンタを衣服の上から身に付けます。織物の文様は村ごとに特色があり自分が何者であるかを示すものです。織物の素材は毎日放牧を行っている羊やアルパカの毛が使われます。アンデスは寒暖差が激しいため、織物は寒さを凌ぎ雨風を防げるように緻密に作られます。暮らしに根付いた民族衣装はその土地の文化と風土と共にあります。

 

 

糸は手紡ぎで作られています。手元にある駒を使い、羊の毛を一本一本の糸にしていきます。用途に合わせて糸の太さを変えているため、織物の仕上がりはとても立体的になります。また糸は非常にきつく撚っているいるため、コシがあり丈夫に出来上がっています。

 

織り

 

伝統織物は一糸一糸を指で操作して文様を織り上げていく手織りです。頭で思い描いた文様が現れるように上糸と下糸を仕分け、緯糸(よこいと)を通して織り上げていきます。複雑な文様になると一日中織り続けても20㎝程度しか進まず、とても時間をかけて作られています。

 


染色

 

アンデスの染色は草木やトウモロコシ、昆虫などから彩り豊かな色彩を作ります。ペルーのクスコ近郊の特徴的な赤色はサボテンに付くカイガラムシを潰して色を作ります。天然染色はその土地の素材を感じることができますが、最近では発色の良い合成染料も多く使われています。

 

文様

 

民族衣装に使われる織物の文様は地域や村ごとに特徴があります。その柄の構成は伝統文化と作り手の感性が融合した唯一無二のものです。アンデスでは動植物や伝統文化をモチーフにした文様が多く織られています。上の写真の織物は花柄の連続文様になります。


職人

 

ペルーの伝統織物は原始機(げんしばた)や腰機(こしばた)と呼ばれる織り機を使い作られます。経糸(たていと)を掛けた道具を、柱と自分の腰で引っ張り、緯糸(よこいと)を通していく織り方です。織物の技術は今も進化をしながら親から子へと受け継がれています。

 

硬貨

民族衣装の装飾には硬貨を付けたものがあります。先住民の人々は植民地時代にお金の使い方を知らず、土地や物を騙し取られたという歴史があります。しかし彼らがお金のことを知ると、騙されないようにと衣服に硬貨を取り付け、自分が理解者であることをアピールしたといわれています。INDIGENOUS GALLERYの鞄には民族衣装に取り付けられていた現地のコインをアクセントに付けております。



 ※INDIGENOUS GALLERYでは、伝統織物の味わいや雰囲気を大切にして買い付けを行っております。そのため織物には傷や汚れが付いているものもございます。